ATH-AD300と.audio50を合体させる
まず、一番安くて壊しても惜しくない.audio50を分解してみました
(直後に.audio50が店に並ばなり焦って予備をもう1個買いましたが)
ばらしてマイク部とヘッドホン部が比較的簡単に分離できそうな事がわかり
なおかつ、スピーカーは片耳ながら配線はステレオで来ていました
ここまでばらしたときにブームの根元が丸ごと使えると思いつき
母体になるヘッドホン次第で合体は簡単にできると確信します
その当時手元にはオーディオテクニカATH-AD500 ATH-AD300があり
ATH-ADはオープンエアタイプの為元々スピーカー周りがスカスカでよさげです
中を見ないと始まらないのでAD300を壊す覚悟で分解しました
まずパッドを外し、ネジを外し、スピーカー部を分解します。ここで構造がわかりました
.audio50のマイクブームとその付け根、配線基盤を外側にネジ止めし
網の間から配線を通し.audio50のケーブル、ミュートスイッチ類を流用することにします
構想ができあがったので
.audio50とAD300のケーブルを基盤から半田ゴテではずします
.audio50マイクブームの付け根だけ切り離して形を整え
配線を半田ゴテで外しネジ止めの穴をあけ、合うネジを探し(皿タッピング3x10)
AD300のスピーカー外側から配線を通してからそれらを取り付け、配線を半田でとめます
.audio50のケーブルをAD300のケースに通し結んで抜け止めにして配線を半田で留めます
そして絶縁のビニールテープを巻いてから組み立てて完成
完成後のトラブル
ケーブルのタッチノイズ
内部でケーブルを結んで抜け止めを作ったのにも関わらず、僅かな遊びがあったため、
それによるケーブルのタッチノイズが出ました
.audio50のケーブルははAD300のそれより細いので仕方が無い様です
.audio50のケーブルにあるクリップを襟元で固定することにより軽減されました
ヘッドホンの軋み音
ATH-ADシリーズは頭を抑える両羽の仕組みと耳全体を覆うパッドで絶妙の装着感を生んでいます
このギミックが喋ることを想定してない意外なノイズを生みます
喋ると顎が動くので耳を覆うパッドまで動き、ヘッドホン自体も動いてしまうのです
これにより、羽のようなギミックが同時に動き、プラスチックと内部のばねの動くノイズがマイクに載るのです
この構造を取り除くことは本末転倒なので
プラスチック可動部用のテフロンスプレーを可動箇所に吹き、ノイズを低減させました
ヘッドセット改造へ戻る